鹿児島の助成金と業務改善のアールズ社会保険労務士事務所|所長のブログ

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半沢直樹の最終話に関する人事的考察

鹿児島の社労士|助成金、社会保険料適正化、業務改善アドバイザーの原田です。

大評判だった半沢直樹が終了しまして、
結果的に
・大和田常務の平取締役への降格
・岸川部長の出向
・半沢次長の出向
ということで幕を閉じました。

ほぼ原作通りだからしょうがない、高視聴率だから次につなげたい、
等の大人の事情は置いといて、今回の人事についての妥当性を考えます。

まずは、岸川部長の出向ですが、
「迂回融資を知りながら融資の決定をした」
「事前リークで債務超過の可能性を知りながら融資を実行した」
という事実を本人が認めているので、降格・出向は当然ですね。

大和田常務に関してですが、
(原作は同様の人物が降格+出向になっているが)
岸川部長から関与の首謀者である告発はされています。
しかし、この証拠はありません。
(土下座の行為が認めたと思われるかもしれませんが)
ここでこの舞台は合併したメガバンクの1行であることを考えます。

常務取締役の解任、役員としても解任、及び出向
という不正の親玉として妥当な人事を行えば、
銀行のナンバー2が大規模な不正に直接関与していた事実を
世間に露呈することになります。

それは当然監督不行き届として、頭取の責任問題も発生します。
また、規模としてメディアの餌食にもなるでしょう。
銀行としての信用の失墜も考えれば、
・銀行の破綻 もしくは
・更なる大手銀行の傘下として吸収合併
の選択をしなければならない可能性もあります。

となれば、大和田常務関与の証拠がない事は重大になります。
「迂回融資」「事前リークを無視して融資」のどちらも、
岸川部長の告白以外に大和田常務の関与を証明するものはありません。

すると銀行ナンバー2の不正事件は、
就任して間もない平取締役の過去の不正事件になるのです。

更に金融庁検査直後で、「問題なし」と判定された直後で
不正事件の発生の事実は、金融庁当局としても
大きな問題にしたくない所でもあるでしょう。

大和田常務が恐らく岸川部長の取締役就任を後押ししたでしょうから、
人事選択の失敗と管理不行き届きとしての降格処分は
銀行の立場、頭取の保身、金融庁の立場も考えれば、
今回の事件としてはクロをシロとすることが妥当かと思われます。

となると、半沢次長の処分も取締役会としては、
暫く本体から退いて欲しいのが本音。
しかし、遠方赴任・融資先への転出・降格処分
といった内容であれば、退職して事件をリークする恐れもあります。、
しかし結果的には出向であっても、
「営業企画部部長」として昇進扱いであり、
出向先も都内の関連会社であることから、左遷とは言い難い。

ま、原作では取締役会でもめた話とかがありますが、
ドラマ上で展開された部分だけで判断しても、
全体の人事としては十分な妥当性があるように感じます。

まぁこのレベルの銀行であれば、取締役の方々も
融資停止や融資引上げで倒産させた会社は
1社2社どころではないでしょうし、
全ての融資先において、グレーと思われる企業に
融資した経験なんか1回もないとは言い切れないはず。
ましてや、企業に騙された経験だって、身の回りで多数有るはず。

そのメンバーでの会議で、銀行マンとしての理想の正義を
レクチャーされても本気で相手にされるかどうか・・・

ということで、今回の人事は、ドラマ的には何とも言えませんが、
現実的には非常にありえるかもねぇ と思った所でした。


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  1. 2013/09/23(月) 13:27:48|
  2. 雑談
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赤字会社の事業承継6

鹿児島の社労士|助成金、社会保険料適正化、業務改善アドバイザーの原田です。

途中で違う話を入れてしまったので、
前とつながりがよくわかりにくくなりましたが、
赤字会社の事業承継の最後です。

前回色々と記述しましたが、
「赤字を黒字に転換させてから承継」
これは悪くない。

しかし現実的に多いのは、
「俺の代であってしまった赤字は、
 俺が黒字にしてから子供に継がせるのだ」
と言う話です。

これは傾向としてはほとんどダメです。
失敗する確率が非常に高い選択になります。
何がダメかはずっと下で説明します。


成長してきた会社が赤字に転落して、
非常に悪い状態に落ち込んでいる。

この原因としては、
・成長してきたビジネスモデルが時代の変化で通用しなくなった。
・悪しき体質の社員が権限をもって存在する
・有能な人材が出てこれない仕組みが存在する
・その産業自体の存在意義が無くなっている
等が複雑に入り組んで起こっています。

こういった状況の中で、もっとも有効なのは、
実は「事業縮小」だったり、「賃金カット」だったり
「事業所閉鎖」だったりします。
しかし、そこには長年の成功体験と、
共に歩んだ幹部や職人さんもいたりします。
また自分の思いの詰まった社屋や、
起死回生の予定で作ったばかりの店舗もあったりします。

そういった物を全て失ってもかまわない覚悟が
実は事業再生に必要なのですが、
(だって、倒産したら結果は同じ)
そこに、人情とプライドが邪魔をする場合が多いのです。

事業所閉鎖して、解雇するしかない状況があったとして、
それを決断するのはいつがいいのか?
それは解雇される従業員にとっても、
閉鎖されない事業所にいる従業員にとっても
できるだけ早い方がいいのです。
(また社労士が解雇を勧めていると言われそうだ)
40代後半に入ると、再就職先は1年ごとに劇的に減ります。
再就職の可能性がなくなる前に解雇した方がいいのです。
(会社都合なので失業保険もすぐ出るしね)

それを実行するのは中小企業の場合、社長の仕事です。
「うらまれたり、嫌われたりしないのか?」
と気にしたりします。
はい。
「嫌われるし、恨まれます。当たり前です」
だからできなくなります。
残った従業員にも不安が残ります。

そういった改革を断行する時に、
「辞めなくて、給料が減っても労働時間を気にしないで
 必死に働いてくれる従業員」
それが後継者だったりするわけです。
後継者だし役員なら、法的にも労働時間は関係ないしね。

ですから最初に書いた部分の、
「『俺が黒字にして』から子供に継がせるのだ」
この『俺が黒字にする』がダメなのです。

いい部分も悪い部分も全て共有して、
後継者と協力し、もちろん従業員の力も借り、
多くの力で黒字を目指さなければいけません。

2期以上連続赤字になった時点で、ほとんどは
「俺の力で黒字にする」レベルが既に超えている状況です。

黒字にできないで、倒産や法的整理や解散をするにしても、
事前に後継予定者がそれを理解しているかどうかは
大きな問題になります。

事実上赤字が継続しているが、事業承継をする予定もある場合、
その内容によって、取るべき方法は色々あります。

一番心に留めておきたいことは、
経営者から見て、かっこよく、見事な方法で再建なんてできない」
ことです。


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  1. 2013/09/14(土) 13:05:08|
  2. 労務管理の色んな話
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ブラック企業にしてしまう経営者1

鹿児島の社労士|助成金、社会保険料適正化、業務改善アドバイザーの原田です。

今ワタ○さんを筆頭にブラック企業と言う名前がもてはやされています。
ブラック企業の定義は、言う人によって様々なのですが、
一般的には「入社をお奨めしない企業」
の中で、特に悪質なもの。
「特に悪質なもの」は含まないで使う方も多いです。

特徴としてよく挙げられるのは、
・労働時間が長い
・残業代を払わない
が代表的ですが、その他にも
強制労働、パワハラ、偽装請負、社員負担のノルマ・・・
挙げていくときりが無いですが、
労働時間について中心に考えて見ましょう。

労働基準法では、一日8時間までと決っているので、
それを超えることはできないのですが、
労働者代表との協定によって超えることができる。

「超えることができる」と書いてしまったが、
厳密な法律的解釈は違います。
でもきっとこれを読んでいる人は、法律的解釈にはあまり興味が
ないだろうな・・・という失礼な思い込みで続けますので、
「おい、違うだろ」といった投書はしないように。

「8時間以上働いたら割増の残業代払えば文句無いだろう」
というのも厳密には間違いなのですが、
そういったことは抜きにして、社長の資質から考えて見ます。

特に創業社長に多いのですが、
社長になる方のバイタリティはすごい方が多いです。
それこそワ○ミの社長ではないですが、
24時間ぶっ続けで働く方も(毎日は当然ムリだが)います。
一日3時間ぐらいしか寝ないで、18時間ぐらい働き続ける方もいます。

それぐらいのバイタリティがあると、事業が成功しやすいのも事実です。

すると・・・
「俺も頑張ってここまでやってきたからお前も・・・」
になるのも一理有り。
一理あっても法律違反なので、倍返しになるのですが、
そういった普通の人からみたら、無茶な働き方を続けても
精神疾患とかにかかりにくい方が存在する。

だから普通の人には、理解できない労働条件が
社長の当たり前になってギャップになったりします。

これは大きな組織になると、中間管理職の方にも
そういう特殊能力の方がいて、部下に強要することもあるわけです。
テレビの半沢さんやサラリーマン金太郎や島耕作さんとかの
スーパー会社員もその傾向があるかもしれませんね。

ですから社長として、24時間働くのは全くかまわないのですが、
その価値観を全ての従業員に押し付けると
「ブラック企業」と呼ばれてしまいます。

ですから、従業員がそういった労働条件にならないように
ビジネスモデルを組み立てていかないといけません。
そこを知ることが「ブラック企業」にならない経営者の秘訣です。

そこで従業員との関係なのですが・・・

なんか社労士として踏み込んではいけない話に入っているような気がする。
前の事業承継の話が終わっていないけど、
この話も続く と言うことで。

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  1. 2013/09/05(木) 12:51:00|
  2. 労務管理の色んな話
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